まぼろしのくに『kaguya』
- Kameda Risa
- 4月8日
- 読了時間: 3分
まぼろしのくに『kaguya』
4/6に無事、全公演を終演することができました。
たくさんのご来場、誠にありがとうございました!

写真:中村正行
個人的には約1年ぶりの舞台出演となり、
また、これまで経験のない役どころとなりました。
なんといっても、実際に生きている人物、なのかグレーゾーン。
主人公ノゾムくんの頭の中にたまたま顔が一致した、思念体のような存在だったから。
でも演じる私は生身の人間だし。
あらゆる母親役の中でも、決して分かりやすい立場ではなかったかもしれません。
ただ、ノゾムくんのような子が世の中にいるのなら。
誰かが見つけてあげてほしい。
ノゾムくんのように、絶対的に欲した“母親”には誰もなれないかもしれないけれど。
欲望が生み出した物たちが、誰かを傷つける前に。
傷ついた本人を、まず癒してあげられる世界線が待っていて欲しいな、と切に望んでしまう。

写真:中村正行
SNSへのたくさんのご感想もありがたく読ませていただいております。
不思議に感じたのは、私より上の世代には「?」が多くつくものの、作・演出を手掛けた福地海斗くんと同世代・若い世代の方々には物凄く刺さっていたと、個人的に感じています。
時代の変化と共に、親になる(なった)人たちの環境が違っているからなのか。
そして、受けとる愛情もまた変化しているのかもしれない。
受け取り“たい”愛情や欲求も、きっと違うはず。
それでも、身近にいる子供たちに目を向ければ、私が子供の頃と変わらない子供の姿があったりもする。
今回、私も、自分の母親が絶対的味方でいてくれた思い出を手繰り寄せていました。
あの思い出(経験)がある/ないでは、大きく違っていたかもしれません。
作品解説なんてものを私が語るのは野暮ってもんで。
あのときのニュースを観た複雑に膨れ上がった心の動きが、
改めて私の一部として取り込まれていった時間でした。
出演へお声がけいただいた、まぼろしのくにの皆様、
共演者の皆様、
スタッフの皆様、
そして観ていただいた全てのお客様へ
ありがとうございました。
またどこかの劇場・映画館でお会いできますよう精進いたします。
この度のたくさんのご縁に心からの感謝を。

写真:中村正行
※舞台写真は個人利用に限り使用可能です。
稽古でずっと一緒だったぬいぐるみの、ジャニファーと友蔵。
実は2組用意されていたのだけど、ほんの少し汚れたペアをこのシーンで必ず使わせて欲しい、なんてワガママを伝えていました。
愛おしい汚れが、いつの間にかあったかもしれない思い出になっていたよ。
・・・
いただいたお花や差し入れの数々に生かされました…!
本当にありがとうございました…!!


おはようございます!
梨紗ちゃん、久しぶりの舞台を楽しませていただきました~!
いつも、違う一面を見させてもらうので
良い感動をもらってます~
次回もどこかで観れますように!